今回は2種類の脂肪についてご紹介します。
脂肪にも種類があって、落ちやすい、落ちにくいがあります。
それぞれの脂肪の特徴を知って、どっちの脂肪が多いのか?どうしたら減るのか?を考えてみましょう。
2種類の脂肪
脂肪には大きく2種類に分けることができて、それが「内臓脂肪」と「皮下脂肪」です。
内臓脂肪と皮下脂肪ではつく場所や役割が異なります。
それぞれ説明していきます。
内臓脂肪
内臓脂肪は漢字の通り、内臓の周りにつく脂肪のことです。
内臓脂肪が多い方を「内臓脂肪型肥満」や「りんご型肥満」と言うことがあります。
内臓脂肪は、内臓の位置を固定する役割がありますが、増えるとお腹がぽっこり出たり、病気を引き起こす可能性があります。
内臓脂肪はつきやすい反面、食事管理や運動をすれば落ちやすいという特徴があります。
皮下脂肪
皮下脂肪も漢字の通り、皮の下につく脂肪のことです。
皮下脂肪が多い方を「皮下脂肪型肥満」や「洋なし型肥満」と言うことがあります。
皮下脂肪は、お腹やお尻、二の腕、太ももなどにつきやすく、体温を一定に保ったり、エネルギーを蓄えたり、衝撃を受け止めてくれる役割があります。
皮下脂肪にはエネルギーを蓄える働きがあるので、減りにくいのが特徴です。
体全体が太って見えたり、ぽっちゃりしているのは、皮下脂肪が多いのが原因です。
体脂肪率を正確に知るのは難しい
この記事を読んでいるあなたにどのくらいの体脂肪があるかは、体組成計に乗って体脂肪率を見れば確認できますが、この数値、実は正確ではありません。
自宅で測定できる体組成計は、体に微弱な電気を流して、その抵抗値を元に体脂肪率や筋肉率を計算しています。
そのため、体内に食物や便などがあったり水分量の変化など、少し条件が変わるだけで簡単に体脂肪率は変動してしまうので、正確に測定することは困難になります。
なので、なるべく条件を一致させて変化を観察するのがお勧めなんです。
体重・体脂肪率を測定するタイミングについては、9割が勘違いしている「痩せる」の意味をご覧ください。
正確な体脂肪率を知りたい場合は、病院やクリニックに行って、CTスキャンなどを受ければわかります。
場所によっては「内臓脂肪測定します」のような病院やクリニックもあるので、気になる場合は調べてみてください。
内臓脂肪は病気のリスクが高い
内臓脂肪、皮下脂肪ともに見た目を肥満に見せてしまいますが、内臓脂肪の方が病気のリスクを高くしてしまいます。
CTスキャンで内臓脂肪を測定した時に、内臓脂肪の面積が100㎠以上あると生活習慣病になるリスクが高いことが知られています。
しかし、CTスキャンを受けるのは困難なので、その代わりの基準となるのがBMIと腹囲です。
先日の昔と今のダイエットで説明した通り、BMIが25以上の方は肥満に該当します。
それに加えて、腹囲が基準以上の場合も生活習慣病のリスクがあるとされています。
性別によって基準が分かれていて、男性は85cm以上、女性は90cm以上が生活習慣病のリスクが高いとされています。
腹囲の測定方法
腹囲の測定は次のような条件や方法で行います。
- 食後ではなく、空腹の時に測定する
- 両足を揃えて、腕をおろす
- おへその位置で水平に測定する
- 軽く呼吸をして、息を吐き切った時に測定する
- 定期的に測定する(測定する条件を揃えましょう)
男性は85cm以上、女性は90cm以上が生活習慣病のリスクが高いとされています。
腹囲を測定してみましょう。
ちなみに、1kgの脂肪を減らすと腹囲が1cm減ると言われています。
終わりに
今回は【どっちの脂肪が多い?】というテーマでした。
これを読んでみてどう感じましたか?
意見や感想などを送ってください。
わからなかったことがあれば、すぐに調べるか質問する癖をつけると、知識が増えて痩せやすくなりますよ。
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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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