今回は肝臓について紹介します。
食事とダイエットのカテゴリーなのに肝臓関係あるの?と思うかもしれませんが、関係あるんです。
小腸で吸収された栄養素は、肝臓に一旦蓄えられてから必要な組織に運ばれるからです。
詳しくは記事で紹介します。
肝臓とは
肝臓は、体内で最大の臓器で、重さが1〜1.5kgあります。
栄養素の代謝に密接に関わっていて、
- 消化された栄養素を集める
- 集めた栄養を必要に応じて全身に運ぶ
- アルコールの解毒
- 血液を固める成分を作る
などの働きがあります。
基礎代謝の記事でも紹介しましたが、ダイエットにおいて重要なのは、肝臓は基礎代謝量の20%以上を占めているということです。
肝臓の機能が低下すると、基礎代謝量が減ってしまい痩せにくい体になってしまいます。
肝臓の役割
肝臓の役割は次のようなものがあります。
- 栄養素の代謝
- 貯蔵
- 解毒作用
- 胆汁の生成
他にも血液量の調整や血液凝固因子を作る役割もありますが、ここでは上記の4つについて説明します。
栄養素の代謝
1つ目が「栄養素の代謝」です。
三大栄養素(糖質、たんぱく質、脂質)は、口腔、食道、胃、小腸などの消化管を通って分解されます。
分解された栄養素は、小腸から肝臓へ運ばれます。
肝臓へ運ばれた栄養素は、必要な場所へ運ばれていきますが、余剰分は脂肪細胞へ送られて脂肪として蓄えられます。
貯蔵
2つ目が「貯蔵」です。
肝臓は栄養を蓄える働きがあります。
特に鉄や脂溶性ビタミンを貯蔵します。
貯蔵された栄養素は、必要な時に利用されます。
解毒作用
3つ目が「解毒作用」です。
肝臓にはアルコールを無毒にする働きがあります。
アルコールは、アセトアルデヒドに分解され、その後、無毒の酢酸に変化して、最終的に炭酸ガス、水、熱となります。
アセトアルデヒドは、顔を赤くさせたり、吐き気や頭痛、動悸などを引き起こします。
胆汁生成
4つ目が「胆汁の生成」です。
肝臓には胆汁を作る働きがあります。
胆汁は脂肪の固まりをより小さな脂肪に分解してくれる働きがあります。
アルコールと肝臓
アルコールを飲み過ぎると肝臓病が起こります。
肝臓病には脂肪肝やアルコール性肝炎、肝硬変などがあります。
重症の場合は、死亡に至る場合もあります。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、自覚症状が出にくく、病気に気づきにくい臓器です。
脂肪肝は、肝臓に中性脂肪が溜まった状態です。
脂肪肝の原因のほとんどは過食と多量飲酒です。
糖尿病・ステロイド剤の服用・栄養障害による代謝異常なども原因になります。
脂肪肝を放置しておくと脂質異常症や糖尿病の原因になります。
また、脂肪肝を放置しておくと肝硬変になる危険性もあり、最悪の場合死に至ることもあります。
肝臓が悪くなるとダイエットどころではないので、肝臓を労わるようにしてくださいね。
女性とアルコール
脂肪が増える原因で紹介しましたが、女性は、アルコールの影響を受けやすいです。
アルコールを飲むと血中アルコール濃度が高くなりやすく、乳がんなどのリスクを増大させ、肝硬変や依存症になりやすいという特徴があります。
女性は男性より小柄であることが多く、肝臓の大きさも小さく、アルコールの代謝能力が男性の3/4ほどしかないと言われていて、急性アルコール中毒になりやすいです。
また、アルコールは
- 女性ホルモンを介して乳がんのリスクを高める可能性がある
- 骨密度を低下させて、骨折や骨粗鬆症の原因になる
- 生まれてくる赤ちゃんに脳の障害や顔面の奇形の原因になる
など、悪影響が出てくる可能性があります。
アルコールはストレスの解消になりますが、一時的です。
飲み過ぎには注意してください。
終わりに
今回は【肝臓について】というテーマでした。
これを読んでみてどう感じましたか?
意見や感想などを送ってください。
わからなかったことがあれば、すぐに調べるか質問する癖をつけると、知識が増えて痩せやすくなりますよ。
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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。