前回は女性ホルモンについて紹介しました。
女性ホルモンの分泌量は生理周期によって違います。
なので、生理周期によって体重が減りやすかったり増えやすかったり、メンタルが安定したり不安定になったりします。
生理周期による女性ホルモンの分泌量や特徴を知って、上手に付き合いながらダイエットすることが重要です。
生理とは
ご存じだと思いますが、生理とは約1か月に1回の間隔で起こる、女性特有の体の仕組みです。
生理は月経とも言います。
生理は、妊娠するために分厚くなった子宮内膜が不要となって剥がれ落ちる時に起こる出血のことです。
平均的な生理期間(出血が続く期間)は3~7日です。
生理周期
生理周期とは、生理の開始日から次の生理の前日のことを言います。
女性の体質は、1ヶ月の中で大きく3つの時期に分けられます。
- 排卵後〜生理前まで
- 生理中
- 生理後〜排卵まで
生理周期は個人差があって、25日~38日の間隔でサイクルします。
しかし、生理周期は精神的なストレスや環境の変化などで、ずれてしまうこともあります。
生理周期は前回紹介した2種類の女性ホルモンの分泌量の割合で調整されます。
生理周期のフェーズによって女性ホルモンのバランスが変化して、体調や心理面に影響を与えます。
生理周期ごとの特徴
ここでは、生理周期ごとに現れる心身の特徴について紹介します。
排卵後〜生理前まで
この時期は、プロゲステロンの分泌が盛んで、次のような特徴があります。
- 体重が一番重い時期
- 水分を溜め込む
- 頭痛や便秘が起こりやすくなる
- むくみ
- 食欲旺盛
- 体温が平常時より0.3〜0.6℃高くなる
- PMS(月経前症候群)
これらのような特徴が見られます。
女性にとって、心身ともに辛い時期です。
しかし、体温が高いので脂肪燃焼しやすい時期とも言えます。
体を温めたり、食材を摂取したり、有酸素運動やストレッチをすることで脂肪が燃えていきます。
生理中
着床が起きなかった時に、子宮内膜が剥がれ落ちて血液とともに排出されるのが月経(生理)です。
エストロゲンもプロゲステロンも分泌量が減少して、次のような特徴があります。
- 体重が減りにくい
- 体が冷えやすい
- 貧血になりやすい
- 腰痛や腹痛が起こりやすい
- 下痢や吐き気などが起こることもある
生理後半にはエストロゲンの分泌が始まり、気分が上向いていく方が多いです。
生理後〜排卵まで
この時期は、心身ともにすっきりしてメンタルも安定しやすく、ダイエットに最適な期間です。
エストロゲンの分泌が盛んで、次のような特徴があります。
- 体重が一番軽い時期
- セロトニンの分泌
- 気持ちが上向きになりやすい
- 肌や髪がつややかになる
- 体のラインが最もキレイに出る
- 仕事のパフォーマンスが高くなる
- 排卵時に排卵痛が起きることもある
女性が痩せやすい時期は1週間程度
生理周期から考えると、女性が痩せやすいのは生理後から排卵までの1週間程度になります。
生理前は妊娠の準備期間となり、水分を蓄えやすく体重が増えやすい時期です。
がっかりすることはなく、生理前に増える体重は水分です。
水分ということは、脂肪が増えたわけではありません。
脂肪が増えたわけではないので太ったことにはなりませんし、食事を管理していれば生理後には体重も減ります。
詳しくは9割が勘違いしている「痩せる」の意味を読み直してください。
生理周期によって、痩せやすい時期・痩せにくい時期があります。
特徴を捉えて、生理周期と上手に付き合ってダイエットをすると良いでしょう。
終わりに
今回は【生理周期について】というテーマでした。
これを読んでみてどう感じましたか?
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わからなかったことがあれば、すぐに調べるか質問する癖をつけると、知識が増えて痩せやすくなりますよ。
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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。