前回は基礎代謝について紹介しました。
消費カロリーの中で、基礎代謝の次に重要なのが生活活動代謝です。
今回は生活活動代謝について紹介します。
生活活動代謝とは
生活活動代謝とは、体を動かすことによって消費するカロリーのことです。
基礎代謝は自動的に消費していくカロリーに対して、生活活動代謝は動くことで消費していくカロリーです。
動かなければ生活活動代謝は少ないということになります。
つまり、個人差が生まれやすいのが生活活動代謝です。
生活活動代謝は、運動によるものと、家事などの日常生活によるものに分けることができます。
家事などの日常生活の活動をNEAT(ニート・non-exercise-activity-thermogenesis)と言います。
NEATは肥満との関連が高いとされています。
ある調査では、肥満者と非肥満者を比べると、肥満者は歩行なども含めた立位による活動時間が、平均で1日約150分も少なかったという報告がありました。
このことから、座っている時間をなるべく減らして、家事などの日常生活活動を積極的に行うことも、痩せるためのポイントと言えます。
個人差はありますが、生活活動代謝は消費カロリーの20%〜30%を占めます。
METsとは?
METs(メッツ)という言葉を聞いたことはありますか?
METsは、活動強度を表す単位として国際的に使用されています。
運動や家事に単位や強度があり、それによってどれくらいの強度の運動をしたかを把握できるようになっています。
例えば、横になってテレビを見るのは1.0METs、歩行は3.0METs、ジョギングは7.0METsというように、活動それぞれに活動強度が付けられています。
このMETsを使用して、1日どのくらい生活活動代謝でカロリーを消費しているかを把握できます。
生活活動代謝量は、次の式で計算できます。
1.05 × (METs×時間)× 体重 = 消費カロリー(kcal)
時間は、1時間を1として、30分だったら0.5となります。
体重は、kgです。
例えば、60kgの女性が1時間歩行したとします。
METsは歩行の速度で変化しますが、今回は3METsとします。
そうすると、この女性は1時間で189kcal消費したことになります。
下のMETs一覧表を使用して、生活活動代謝で消費するカロリーを計算してみましょう。
活動量計
METsを使用して、カロリーを計算しても良いですが、活動量計を使用して消費カロリーを知る方法もあります。
活動量計は、一見歩数計と似ていますが、機能は全然違います。
歩数計は歩数を測定して歩数や歩行時の消費カロリーを表示してくれます。
それに対して、活動量計は歩行プラス家事やデスクワークなど、さまざまな活動を測定し1日の消費カロリーを表示してくれます。
活動量計を使用することで、1日の消費カロリーを知る目安になって、摂取カロリーの目安もわかるようになります。
終わりに
今回は【生活活動代謝について】というテーマでした。
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わからなかったことがあれば、すぐに調べるか質問する癖をつけると、知識が増えて痩せやすくなりますよ。
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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。