前回の脂肪を減らす基本で、消費カロリーについて紹介しました。
今回は、消費カロリーの1つ、基礎代謝について紹介します。
基礎代謝とは
基礎代謝とは、生きている間、常に活動して消費されるカロリーのことです。
例えば、起きている時も寝ている時も心臓が動いたり肺を動かして呼吸をしています。
これらの活動は意識的にしているものではないですよね。
つまり、基礎代謝とは生きていく上で無意識に、常に消費しているカロリーのことです。
基礎代謝は、体格に左右されやすく、体格が大きいほど基礎代謝量も多くなります。
基礎代謝は、消費カロリーの60〜70%を占めています。
相当な割合ですね。
しかし、基礎代謝は、加齢とともに低下していきます。
女性の基礎代謝のピークは、12〜14歳で、それ以降は低下していきます。
その原因は、主に筋肉量の低下が考えられます。
筋肉量が減ることによって、活動時の生活活動代謝も低くなることに繋がります。
基礎代謝量は、体組成計で簡単に知ることができます。
あなたの基礎代謝量を計測してみましょう。
基礎代謝の内訳
基礎代謝と一言で言っても、色々な臓器や組織で使われているカロリーの集まりです。
基礎代謝が高い組織は何だと思いますか?
基礎代謝は次の6つの組織が占めています。
- 筋肉
- 肝臓
- 脳
- 心臓
- 腎臓
- 脂肪
これらを合わせて基礎代謝の8割以上を占めています。
特に、筋肉、肝臓、脳は基礎代謝の2割以上を占めていて、合計で6割以上です。
これらの量や働きが低下することで、基礎代謝量が大幅に低下することが考えられます。
つまり、痩せにくく、太りやすくなるということです。
逆に言えば、これらの量を増やすことができれば、痩せやすく、太りにくくなるということです。
筋肉は脂肪の3倍エネルギーを消費する
筋肉は、基礎代謝の22%程を占めていて、筋肉を増やすことは痩せやすく太りにくい体にする重要なポイントです。
筋肉があった方が痩せやすいのは、筋肉が脂肪よりもたくさんのエネルギーを使ってくれるからです。
脂肪は1kgあたり1日4.5kcalしか消費しないのに対して、筋肉は1kgあたり1日13kcal消費してくれます。
約3倍ですね。
つまり、脂肪をつけるよりも筋肉をつけた方が体重が減りやすい、増えにくいということになります。
筋肉は20歳以降減少していく
筋肉は20歳以降減っていきます。
学生時代は成長期なので体はどんどん成長していき骨が丈夫になったり筋肉がついたりしていました。
しかし、成長期を過ぎた20歳頃から筋肉は減っていきます。
この原因は、老化によるもだけでなく活動量が少なくなっていることもあげられます。
活動量が多い人ほど筋肉の減少率は低下します。
肝臓
肝臓は基礎代謝の21%程を占めていて、筋肉に次いで代謝量が多い臓器です。
その理由としては、消化された栄養素は一旦肝臓に集められ、必要な組織に栄養を運んだり、アルコールを無害にしてくれる働きをしているからです。
たくさん働いている肝臓の機能が低下してしまうと、基礎代謝が低下するだけでなく、各組織に栄養が伝わらなくなってしまいます。
そうなると、体重が減らない、栄養不足になってしまいます。
肝臓を大切にすることは、ダイエットにとって重要なポイントになります。
脳
脳は基礎代謝の20%を占めていて、筋肉と肝臓と一緒に多い代謝量を占めています。
脳の働きを活性化させるには、脳を刺激することが重要です。
刺激とは、体験や学習のことです。
例えば、
- 料理をする
- いつもと違う道を使う
- 行ったことのない場所へ行く
などをすると刺激を与えることができます。
大切なのは、マニュアル通りではなく自分らしく自由な発想で楽しむことです。
仕事に慣れると、他のことを考えながらでも仕事ができるようになりますよね。
これは脳にとっては、刺激が足りなくなったと言えるでしょう。
終わりに
今回は【基礎代謝について】というテーマでした。
これを読んでみてどう感じましたか?
意見や感想などを送ってください。
わからなかったことがあれば、すぐに調べるか質問する癖をつけると、知識が増えて痩せやすくなりますよ。
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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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